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キッチンの現状とこれから PART1
システムキッチンがキッチンの主流となった今、価格と同時に仕様も強く問われるようになりました。特に多くの人がこだわる収納は、メーカーにとっても開発に力を注いでいる分野。最近のシステムキッチンの傾向と新しい収納機能について探ってみました。
メーカー各社の最近の販売実績によるとI 型約70%、L型約30%。U型対応もありますが、全体としては非常に少ない数字になっています。I 型、L型とも対面プランが全体的には多くなっています。I 型の場合は、後方に収納を設ける2列型形態(|| 型)が一般的です。


シンクとコンロを一列に並べたシンプルで一般的なレイアウト。
 

オープンなDKかキッチンの間取りを広く取れる場合に最適なプラン。
 

独立型かセミオープン型向きで収納が充分とれ、作業動線も効率的。
   

キッチンカウンターの高さは、主にキッチンを使う人と作業内容によって異なります。H=800約15%、H=850約85%というのが現状。30代から50代の女性の平均身長が約156cmで、平均身長の分布によるところが大きいようです。平均身長が高くなる傾向からH=900の需要も増加しつつあります。基本となる調理台の高さの目安は(身長÷2)+5cmといわれていますが、やや低めの方が使いやすいという声も。最近ではユーザーの要望に合わせて1cmきざみで対応できるものも増えています。

シンクの大きさはW=950クラスのジャンボタイプとW=800クラスのミドルタイプが主流ですが、最近ではミドルタイプへの移行がみられます。これは食器洗浄機の装着率向上によるところが大きいようです。水栓はシステムキッチンのグレードが上がるほど、シングルレバータイプからハンドシャワータイプの比率が高くなり、使い勝手への関心が高まってきています。

ガス機器は掃除がしやすいという観点から、天板もホーロー、ステンレスからフッ素、最近ではガラストップに人気が集まっています。特に、最近ではトッププレートがW=750になったガラストップタイプがデザインと掃除しやすさから注目されています。
グリルは片面焼きがまだ主流ですが、両面焼き(水無し)への関心も高まっています。機器の安全機構は一般化されており、付加機能として温度調節機能やレンジフード連動機能などが今後の流れとなりそうです。
レンジフードも掃除がしやすいという観点を重視する傾向が強く、ファンの手入れが不要なメンテナンスフリーファンも認知されてきています。また、ガス機器との連動機能も安全性の観点から今後増えていく見込みです。

食器洗い乾燥機は、装着率が50%を越えてきており、基本機能になりつつあります。中でも、上面(トップ面)投入型や引出し型が主流になっているのは、使い勝手の良さが第一の理由のようです。さらに機能面では、食器と調理器具を分け洗いできる2段式やタイマー機能付きもあります。
浄水器、アルカリイオン整水器も安全・健康志向により装着率は25%まできています。しかし、伸び率は若干鈍化傾向にあり、さらなる普及には低価格化は避けられないようです。
生ごみ処理機は、据え置き型が量販店で出回ってきているものの、ビルトイン機器としては、まだ認知度が低く伸び悩んでいます。要因としてはシンク下などのスペースが必要であり、どうしても収納が優先されることと、ごみ処理にかける費用(コスト)意識がまだ薄いためと思われます。
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