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高気密・高断熱住宅 Part2:断熱設計と結露対策
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断熱性能を高めることは各部屋の温度差を減少するメリットがあります。室温の差が減少すると、高齢者が室温の低い洗面所やトイレで脳卒中で倒れるといった事故を防ぐことも可能です。つまり高気密・高断熱は、温度のバリアフリーを実現する住宅と言えます。室温のバリアフリーは一例ですが、温度差が少なくなればそれだけ快適に生活できるわけです。そこで今回は断熱性を高めるポイントについてご紹介します。
窓の断熱設計
実は、窓や扉などの開口部は家全体の表面積の30%程度に過ぎません。しかし、開口部の熱の損失量は壁面とほぼ同じなのです。したがって、窓を中心とする開口部の断熱が重要になってきます。
開口部の断熱性が向上するポイント!
低放射複層ガラスを使う
2枚以上の板ガラスや加工ガラスを平行に配置し、中空層を設けた複層ガラスは、断熱に有効です。複層ガラスの種類をご紹介します。
高断熱複層ガラス
低放射ガラス(Low-E)を採用
通常の複層ガラスよりも高い断熱性能を有する
遮熱高断熱複層ガラス
可視光線格透過率を高く保持
日射熱の遮蔽機能を合わせ持つ
低放射ガラスを室外側に使用
ガス入り複層ガラス
中空層に乾燥空気よりも断熱性の高いガスを密封
ガスにはアルゴンガスを使用
低放射ガラスと共に高断熱複層ガラスを構成
市販されている窓ガラスの中で、最も断熱性が高い高断熱複層ガラス
異厚複層ガラス
厚さの違う2枚の板ガラスを組み合わせた複層ガラス
複層ガラスの弱点とされる遮音に効果がある
断熱スペーサー複層ガラス
熱橋現象を防ぐため断熱性の高いプラスチック樹脂スペーサーを採用
フィルム貼付複層ガラス
飛散防止を目的にフィルムを添着
高断熱、遮熱、日照調整機能がある
アルミ・樹脂複合構造、アルミ・木複合構造のサッシにする
窓のサッシとして広く使われているアルミ素材は断熱性では難点があります。そこで、最近は屋外側に耐久性に優れたアルミを使い、室内側に耐熱や防露性に優れた樹脂や木を使うハイブリッドサッシが使われるようになってきました。
断熱積層構造のドアを使う
ドアにも複数の板の間に断熱材や空気をはさんで断熱効果を高めた製品が出ています。気密にはサッシ、断熱にはガラスの性能が大きく影響します。玄関ドアに複層ガラスが取り込まれたものや、熱伝導率の低いサッシと組み合せると断熱効果があがります。
ひさしなどで遮光することも重要
開口部の断熱設計の他に、日常生活のアドバイスも行うことが大切です。すだれや植栽によって日差しを遮る工夫をアドバイスしましょう。最近では、窓や建物の外側にスチール製などのメッシュを立て、ツル草などの植物を這わせる垂直面緑化を行うケースもあります。
グラスウールは健康や環境によいか? 断熱材の約60%と圧倒的に多く使われているのがグラスウールです。しかし、グラスウールの細かい破片が空気中に漂い、それを吸い込むのは身体に悪いと言われています。また、グラスウールに結露して、カビが生えることもありました。
そこで、最近はグラスウールをポリエチレンフィルムなどに入れることで、こうした問題を解決しています。
また、グラスウールに変わる素材として、現場発泡ウレタンなどの発泡プラスチック断熱材や耐熱性の高い岩石を繊維状にしたロックウールがよく使われています。
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