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特集
都会の生活から離れ、緑のある里山に住みたいという人が増えているようです。
「スローライフ」が求められる中で「住まい」はどのように在るべきなのでしょうか。
今回は実際に「里山」で暮らしながら設計活動をしている島好常・いずみ建築研究所のお二人にお話をうかがいました。
私たちは都会で活動していましたが、1996年に愛知県の里山、足助町へ住まいと仕事場を移しました。
それ以来、都会に住む多くの若い夫婦が、私たちを訪ねて、自然のある風景や里山の暮らしに対する思いを語ってくれます。
里山で暮らすと言ってもライフスタイルは様々です。しかし、共通して言えることは、あまるほどのモノに囲まれた消費者社会や、肩肘を張った競争社会の生活の先に見えるものの中で受け身的に過ごすのではなく、積極的な暮らしがしたいということ。過ぎてゆく時間を自らのものとして感じ取れる場にいることから始めようとする方が多いように思います。
積極的な暮らしというのは、まず美しいと感じられるところに身をおいて自然と関わりを持つこと。そして、その居場所に自らの手で働きかけていくことが大切です。
それぞれの家族の、積極的な暮らしの発想は、個性豊かで楽しいもの。ささやかだけれど満たされる、簡素で質素な暮らしは、土に親しみ、自然の恵みに感謝することの大切さを学ぶことができます。
里山での生活は農業としてではなく、農的な暮らしを見つめ直すことから、住まいと自然、そして家族の心地よいバランスを見い出していくことなのかもしれません。
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