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| 物質が飽和状態にある成熟社会で、私たちの暮らしは利便性で満たされています。そして、個性が生かされるさらなる豊かさを求め、ライフスタイルは実に多様化しました。 しかし、女性の社会進出による未婚・離婚・晩婚化、それに起因する少子高齢化など社会的に深刻な問題を抱えているのも事実です。今では都市ばかりか、村落のコミュニティまでもが崩れる危機に直面しています。 このような時代を受け、現在注目されているのがコレクティブハウスや、コーポラティブハウス、グループハウスなど、他者と共存するスタイルです。いずれの居住形態にも共通してあるのが集まって住むこと。また、自立した人間の関わりや、自立を目指した住み方ではありますが、その主旨や目的は全く異なります。 今回は、その中でも広い世代を支援する「コレクティブハウス」をフォーカスし、特徴や、メリットから、コミュニティを活かした住環境の形成を考えます。 |
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1970年代に北欧で誕生した居住形態。個人や家族のプライベートな生活空間と、他者と共用する空間や設備をひとつの住まいに設けた、共同住居型の集合住宅のこと。高齢者から若年者、家族、夫婦、単身者など幅広い世帯、複数の家族が家事や子育てを助け合い、関わりを持つことで豊かなコミュニティが生まれるのが特徴です。日本では1995年、阪神淡路大震災の復興公営住宅として計画が始動。2000年までに10プロジェクト、360戸が供給されました。 |
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ある企画や趣旨に賛同した人々が、土地の購入、住宅設計、建設地周辺の環境調整、資金、工事まで、それぞれが主体的かつ協力してつくりあげて行く集合住宅のこと。世代を選ばず、似たような考え方を持った人たちが協調しあって住まいを作るため、良好なコミュニティが形成されやすいのがメリット。 |
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主には認知症などの高齢者が、親族以外の同じような境遇の人たちと共同生活をし、介護等の支援をうけながら、自立した生活を行う施設。孤独や不安を緩和するためには、他者のケアと、自身のリハビリが日々の暮らしに必要不可欠となります。 |
| コレクティブハウスの適正とされる規模は25戸前後。各住居にはミニキッチンなど最小限の設備を配し、確保されたプライバシー空間の延長に、厨房や手洗い場、浴場などの水回り、子供の勉強場所にもなるライブラリや、住民が集う食堂やサロンなどの共用スペースが設置されています。 運営方法(公営・民営・非営利組織など)や建築様式、集合形態は様々ですが、居住者が継続的に住み、主体的に暮らしを営み、管理することが大切です。そして、長期的に育み合う意識と関係性こそがコレクティブハウスを維持する要素となり、結果的に図のような価値を生み出します。 |
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