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地球にはどのくらいの水があるかご存知ですか。まずは、雨の降る仕組みと人類が使用できる水の量をおさらいしてみましょう。
地表に貯えられている水は13億8900万立方キロメートル。宇宙からみる地球が青く見えるのも、水の惑星といわれるのも、その内の97.5%(地表の3分の2)が海だからです。
この地表の水が太陽の熱で温められることにより蒸発します。この水分が上昇気流で上空へ運ばれると、やがて雲となって地上へ雨を落としています。そして、蒸発する水の量と雨量は比例していて、年間平均100mmといわれています。
地表にある水は海の他にも河川や湖沼にもありますが、雨となる水の多くは海水です。水量にすると約49万6000立方キロメートル。この約80%は海に還るため、地上に降る雨は残り20%の約11万立方キロメートルです。さらに、河川や湖沼へ還る水、蒸発・蒸散する水を除いた4万立方キロメートルが、世界中で使用可能な水なのです。人類が使用できるのは、水全体のたった0.0001%に過ぎません。これは、太古より繰り返されている水の循環であり、変わらない水の使用量だといえます。
20億年前から存在する地球の水を繰り返し使っていることになる。
日本は世界的にみても水に恵まれた国。約6500億立方メートルの降水量のうち、使用可能水量は約4200億立方メートルもあります。実際に使用されているのは、そのうちの835億立方メートル。もちろん、安全性や地域・気候の差はありますが、データ上では水に困っているわけではありません。
しかし、先進国の中でも食料自給率が低い日本は、食料や嗜好品、その他多くの物品を海外からの輸入に依存しています。特に、輸入している食料を生産する際に必要な水量は、年間で100億立方メートルに相当するといわれています。これは、世界の水まで食べていることになるのです。
このことは、世界中で深刻化しているかんばつや渇水、地球温暖化による水不足に大きく関わっています。豊かな暮らしの影に潜む、世界規模の問題にも無関心ではいられません。身近な水を大切かつ有効に使うことからはじめたいものです。
世界の食料自給率-供給熱量ベース-
主な輸入品の生産に必要な水量
※国土交通省資料より
蛇口をひねればきれいで安全な水が流れる私たちの暮らし。しかしそれも、もとは自然の循環によって得られる恩恵です。使い過ぎたり、汚れた水を流すライフスタイルを見直すとともに、無駄にエネルギーを消費しなくても有効に活用できる「雨水」を暮らしに取り入れてみませんか。
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