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いまどき狭小住宅の快適設計 Part1 狭い敷地を活かす 都市部を中心にトレンドとなった狭小住宅の、敷地の活かし方や設計ポイントを2回にわたってご紹介します。Part1では狭小と言われる由縁、狭い敷地を活かすコツを考えます。
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「狭さ」に見いだす住宅の「個性」
狭小住宅で思いつくのは三方が建物などで囲まれた、奥に長い「うなぎの寝床」と言われる土地ではないでしょうか。しかし、現在ではそれよりさらに難条件の狭い土地に住宅を建てるケースが増えています。密集地にはすでに建物が建ち、好条件の土地が少ないことや、ローコストを望む方、持ち家を希望する若年層が土地のデメリット等の理解がないまま購入を判断してしまうこともあるでしょう。
また、好条件が揃う土地よりも地代が安価なため、設計者が土地選びから関わっていれば購入を勧めないであろう物件をお施主様が購入してしまい、土地が決まってから設計の相談を受けることになったという関係者も多いのではないでしょうか。
設計や建設に困難な条件がつきものの密集地や狭小地の住宅。しかし、現代では狭小住宅はもはや都市部における暮らしや住宅のスタイルのひとつとなっています。
プライバシーの保護と外部とのつながりをバランス良く配するポイントや、狭さを感じることなく暮らせる工夫、防災や防犯への配慮など、狭小住宅の課題は様々です。しかし、これらの条件を「個性」と捉え、遊びゴコロをもって設計やライフスタイルに反映させている設計士やお施主様も数多くいます。
そこで、今回は、狭い面積や敷地形状でも快適に暮らすためのいまどき住宅設計について考えてみましょう。
土地の形状とプランのコツ
うなぎの寝床型
間口が狭く、奥行きが深い縦長や横長の土地。面積が狭く隣家が迫っているケースが多いため、壁面からの採光や通風が不充分になりがちです。
ポイント
トップライト吹き抜けや中庭を設け、自然の光や風を取り入れます。
旗ざお型
いわゆる旗地で首都圏や密集地に多く、道路から建物までの距離が長く、四方を隣家に囲まれた土地。路地にあたるスペースも敷地面積に含まれているため、住宅が狭小になりがちで、建物周囲にも余裕があまりないのが特徴。
ポイント
道路に面する路地の幅が2m以上あるか要確認。プライバシーを保護するため、周 囲を壁で囲む場合はルーバータイプを採用するなど、閉鎖的にならないよう防犯上の工夫も大切です。
変形型
敷地面積はあっても、三角形や台形など不整形な土地ゆえに、建物が小さくなったり、利用しにくい空間になってしまいがち。住宅メーカーでは対応しきれない場合があるため、個人の設計事務所などは腕のみせどころ。
ポイント
鋭角部分にあたるスペースを工夫して、土地の形状に近い建物を設計。いまどきの狭小住宅はこの形状に建てるケースが増えています。変形地に直角な角を持つ建物を建てると面積が狭くなるので要注意。四角い建物に比べるとコストが割高に。
段差・傾斜型
他の形状に比べると面積では広くとれる場合があります。しかし、地盤が崩れるのを防ぐ工事や擁壁工事にコストが高くつくため、設計や建設費用が削られ狭小住宅となるケースがあります。傾斜が南を向いていれば陽当たりは良好ですが、北向きの場合は住宅に不向きな場合もあります。
[段差のある土地]
[傾斜にある土地]
ポイント
間仕切りを少なくし、段差を利用したスキップフロアを採用するとより広さを感じられます。道路より下に1階部がくる場合、水回りは2階に配しましょう。また、段差のある土地は1階部をカーポートにするなどの工夫を。
次回Part2では空間設計や防犯のポイントをご紹介します。どうぞ、お楽しみに!
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